屋上断熱防水工法
屋上断熱防水用工法は、断熱材アキレスボードと屋上防水材を組み合わせた外断熱工法です。
この屋上断熱防水工法は、建物躯体の日射による温度上昇や、外気温度低下による室内温度の低下を防ぎます。これにより、躯体の温度が年間を通して安定し建築物の暖冷房負荷を低減し、省エネルギーの効果を発揮すると共に、躯体を長寿命化することができます。
外断熱工法の優位性
-
建物内の温熱環境の改善
室内の温度変化が少なくなり、快適な室内環境を実現します。特に夏季の日射による最上階の温度上昇防止、冷房負荷の低減に効果的です。
-
躯体の耐久性向上
日射を受けた躯体には熱応力が生じ劣化の原因となります。躯体を最上階の外側から断熱材で包むことにより熱応力を低減し耐久性を向上させます。
-
熱橋減少による結露防止
構造体の内部から断熱する工法では最上階の界壁部分が構造熱橋になります。構造体の外側から断熱することにより界壁による熱橋がなくなり、結露、熱損失の減少につながります。
特長
熱工法
- 現場で熱して溶かしたアスファルトで、アスファルトルーフィングを貼り付けていく工法です。
- 日本の防水建築では、100年以上の歴史があります。
- 短時間で硬化するため、工期が短くなります。
常温工法
- アスファルト熱工法とは異なり、施工時に火を使用しないので、煙やアスファルト臭の発生が少なくなります。
施工方法
- 1アキレスボードGFノンフロン(高密度)を施工する面を平滑にする。
- 2ブロンアスファルトによりアキレスボードGFノンフロン(高密度)を接着する。
- 3一層目のルーフィングを施工する。二層目ルーフィング、必要により三層目ルーフィングを施工する。
納まり図
施工写真
対応製品
RC造 |
---|
|
特長
- 機械的固定工法は鋼製のディスクや鋼板などを使って、シートを機械的に設置する工法なので、下地の乾きに影響せず、天候に左右されません。
- 下地調整なしで絶縁シートを敷き、鋼板・鋼製ディスクを設置し、新しいシートを敷き込み溶着していくので、工程を短縮できます。
- 金物で固定された場所以外は通気層となるので、効率よく下地の水分を逃がすことができます。
施工方法
- 1断熱材を敷設する
- 2断熱材の目地部を処理する
- 3塩ビ鋼板ディスクを固定する
- 4防水シートを敷設する
- 5防水シートの相互を接合する
- 6防水シートと塩ビ鋼板ディスクの誘導加熱接合をする
納まり図
施工写真
対応製品
RC造 |
---|
|